U・Iターン転職理由と志望動機の伝え方

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転職ノウハウ

Uターン・Iターンについて

U・Iターン転職理由と志望動機の伝え方

UターンやIターン転職の「志望動機」には、何を書けばいいのでしょうか。
「地元に帰りたいから」「その土地で暮らしてみたいから」など、自分の中では明確な理由があったとしても、いざ「応募書類に記載する」となると「本音で書いても良いものか」と悩まれる方も多いと思います。
そこで今回は、北陸でUターン・Iターン転職を数多くサポートしてきたほくりくFIT転職のエージェントが、志望動機の書き方から例文まで、実際に役立つノウハウをご紹介いたします!
地元に住んでいないのは明らかなハンディキャップではありますが、押さえておきたいポイントを知り、内定獲得に繋げましょう。

Uターン・Iターン転職の違いとは?

そもそも「Uターン転職」とは、地元ではない場所で働いている方が、地元に戻り再度就職することを言います。
一方「Iターン転職」とは、今までに全く縁のなかった場所に移住して働くことを指します。
新型コロナウイルスの影響や働き方改革で地方でも仕事が可能になったり、ワーケーションやブレジャー等で地方に訪れ、その土地を気に入る機会も増え、Uターン・Iターン転職需要は上がってきています。

Uターン・Iターン転職をしたい理由

地元に帰りたいから

Uターン希望者が「地元に帰りたい」のは至極当然のことと思われます。都会に憧れて進学した方もいれば、地元の学校を卒業後に他地域で就職した人もいるでしょう。地元を離れて就職したものの、離れて生活して初めて地元の良さに気づく方も多いのではないでしょうか。
地元の企業にとって、Uターンされる人材は実は貴重です。進学や就職を機に地元を離れる方が多いのは、皆さんもご存じだと思いますが、その多くの方々がそのまま地元には帰ってきません。
地方からは常に人材が流出しており、企業はその少ない人材を取り合っているのが実情です。ですから「地元に帰りたい」という願いはそれだけで十分な理由となり得るのです。
また、採用選考する地元に定着している人からすると、Uターンの想いに対し、シンパシーを抱いてしまうものです。

北陸で暮らしたいから

地元出身ではない方が北陸に転職しようとする場合(Iターン転職)は、かなりハードルが上がります。それは北陸全般(実は地方はどこでも…)に言えることですが、やはり「よその人」と見られるため、当面は良くてもいつか自分の地元へ帰ってしまうのではないか?とか、やはり都会が恋しくなるのではないか?などとローカルならではのものの見方・考え方が根強くあるからです。残念ながらこれを払拭するのは簡単なことではありません。
ただし、明快な理由があれば、案外すんなりと受け入れてくれる懐の深さも、ローカルのいい面かもしれません。例えば何かの縁がある場合、親は転勤族だが出身が北陸だとか、親戚がいて子供の頃によく遊びに来ていたとか、登山が趣味で北アルプスが大好きなので富山に永住したいなど。
もしも明確な理由がない場合は、地元のエージェントとしっかり打合せすることが大切かもしれません。

結婚や子育てなどを機に

北陸にまったく縁のない方が、結婚や子育てのタイミングでこちらへ来られることはあまりないと思います。むしろ多いのは夫婦のどちらかが北陸出身者である場合ですが、本人にとってはUターンですが、配偶者にとってはIターンとなります。
この場合はIターンと言いながらも明確な理由があるので、企業側はすんなりと受け入れてくれます。むしろ地方の人口増加に寄与するため、大多数の企業がウエルカムの姿勢で応対されると思います。

親の面倒を見るため(将来を見据えて)

北陸の転職者で案外多いのはこの理由です。
北陸3県は元々農業や家内工業が盛んだったからなのか、家を継ぐという文化が色濃く残っている土地柄です。3世代の同居率が高く、持ち家率や土地の広さなども全国トップクラスであり、将来的には誰かが親の面倒を見るということがごく当たり前と考える方が多くいる地域です。
そのためこの理由で転職を考えることはごく自然なことと取られる可能性が高く、転職理由としては全く問題ありません。

面接で志望動機を聞かれたら、正直に伝えるべき?

「地元で働きたい」という理由だけでは、納得が得られない可能性が高い

転職において志望動機とは、「転職先にその企業を選んだ動機」のことです。
志望動機を通し、企業が知りたいのは「なぜ自社を選んだのか」「将来あなたがどのように自社に貢献してくれるのか」の2点です。
Uターン・Iターン転職時に、地元で働きたいという志望動機だけでは、「転職理由」としては成立していても、「志望動機」としては不十分です。
「地元で転職したいだけであれば、うちじゃなくて他の企業でもいいのでは?」と思われないために、地元で働きたいという志望理由以外の、あなたがその企業を選んだ理由をしっかり伝えましょう。

志望動機を作る際には、採用する側の視点に立つことが大切

転職の理由として、地元で働きたいということを正直に伝えることは大切なことですが、やはり前提条件として、その企業の求める求人要件と自分の職務経験や今までのあなたのキャリアとのマッチングがあってのことです。
企業の経営者や採用担当者は、転職者の志望動機から、本当にこの企業で根を張って働いていける人材なのかどうかを見極めようとしています。あなたがその企業を志望している熱意や今までの経験・キャリアがアピールできる志望動機を作成しましょう。

Uターン・Iターン先の地元企業が求めることを伝えよう

自社のことを詳しく知ろうと努力する人に好印象を持つのは当然のことです。企業研究を入念に行うことで、「長く勤めたい」という入社意欲の高さを採用担当者にアピールすることができます。
しかしながら、企業がどんな人材を求めているのかといった会社内部の事情や、採用担当者の性格・特徴などは、ホームページやネットなどで調べようとしても限界があります。
そんな時に頼りになるのが地元の転職エージェント。一般的には知ることのできない機微な個々の企業情報がたくさん得られるため、面接官の琴線に触れるキーワードを準備することができます。

Uターン・Iターン転職の志望動機の書き方

転職エージェントに相談して面接をセッティングした企業については、基本的には「○○から紹介を受けて貴社のことを初めて知りました」で構いません。
重要なのは、「その企業を知った後に、本当に興味を持ってその企業に転職したいと思ったかが伝わること」です。下記に例を挙げます。

 例:1

企業のサービスや製品の良さについて、自分の生活に関わっている部分を探し、愛着があるというアプローチをする
できる限り、自分の生活に結びつけた実体験やそれに対する思いなど、採用担当が感情移入しやすいエピソードを伝える。

例:2

地元や気に入った土地の発展に貢献したい
これはUターンでもIターン転職でも、志望動機に盛り込めるポイントです。しかし、先述したように、転職先の土地への愛着だけでは不十分ですので、企業への思いも合わせて伝える必要があります。

上記以外でも、事業内容や職務内容を理解した上で、自らの職務経験との接点を見出し、貴社の求める人材像と私の職務経験がマッチしているとか、貴社の求める技術をこれまでに習得しているとか、前職で身に着けた知識・経験を貴社でさらに強化して貢献したいなど、自分の言葉で伝える必要があります。
いかに自分自身がその会社にとって必要不可欠な人材であるかが伝わらないと相手の心には響きません。わからないことはどんどんエージェントに聞いて理解を深めましょう。

Uターン・Iターン転職の志望動機の参考例文

Uターン転職の場合

大学を卒業後、現在の勤務先に新卒入社し、5年間勤めてまいりましたが、来年に結婚の予定が決まり、これからの人生を考えた際に、やはり今後は地元に帰って生活をしたいと考えるようになりました。
実家には両親と祖母がおり、私は次男ですが、長男が県外で所帯を持ったこともあり、将来的には私が両親の面倒を見ながら地元で生活していくことで家族の理解も得られましたので、この度Uターン就職を考えております。
貴社の製品は正直なところ、これまであまり知る機会のなかったものですが、知れば知るほど興味深く、大変関心を持ちました。扱う製品は違っても、これまでの私の営業職での経験を活かせば、お客様に色々な提案ができるイメージも湧いております。何卒よろしくお願いいたします。

Iターン転職の場合

大学時代の友人が北陸にいたこともあり、社会人になってからも時々北陸へ旅行に来ておりました。その頃はなんとなく北陸っていいなぁと思っていましたが、北陸新幹線が開業してからはこちらに来る機会も増え、私の妻もすっかり北陸が好きになりました。
元々、地方出身者であり、金沢の都会的な部分と周囲の自然の豊かさが魅力的で、趣味が登山だったこともあり、週末にすぐに北アルプスの山々へ行ける場所での生活を真剣に考えるようになりました。
貴社に転職を希望するのは、私のキャリアを活かせる仕事があると思ったからです。私の○○社で携わった○○の技術は貴社の製品設計においても活用可能な技術であり、応用すれば貴社のより良い製品づくりに寄与できると考えております。何卒よろしくお願いいたします。

Uターン・Iターン転職の志望動機を書く前にしたほうが良い準備

Uターンの場合は純粋な気持ちを表現する

自分がいずれ両親の面倒を見なければならないのか、地元が大好きで生まれ育った環境で暮らしていきたいのか、都会の生活が性に合わなかったのか等、実際の理由は人それぞれですが、前向きな気持ちをストレートにシンプルな言葉で志望動機に表現できれば良いと思います。

Iターンの場合は相手に伝わるように内容を吟味する

北陸に何かの縁がないかをまず確認し、そこから紐解いて関連する事柄を絞り込みましょう。以前に旅行で北陸に来て気に入ったとか、登山が好きなので山に近い富山で働きたいとか、釣りと魚をこよなく愛するので北陸に住みたいとかそれだけの理由ではなかなか相手企業に本気の度合いが伝わりません。できるだけ具体的に、例えば北陸新幹線ができてから年に1回は北陸に来ているとか、立山・剣岳・薬師岳にはもう5回以上登ったとか、嘘は絶対にNGですが、相手により思いを伝える術はあります。

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1985年の創業以来、積み重ねてきた北陸企業との信頼関係は非常に強固であり、企業風土や経営者・採用担当者の好みまで熟知しています。
「U・Iターンの志望動機はどんな風に伝えたらいい?」「自分の経験・キャリアが活かせる企業はあるのか?」「志望する企業にアプローチするためには、どんな準備が必要なのか?」等、様々な疑問に対してご相談に乗らせていただきます。
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

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