皆さんは転職活動をするにあたり、何をもって最終的に転職先を選択しますか?
やりがい?年収?通勤距離?社風?それとも他の要素?
個人によってそれらの優先順位は上下すると思いますが、転職するにあたり大事にしたいことは皆さんそれぞれお持ちかと思います。
今回はその中でも、「自分に合う社風の見極め方」についてお話しさせて頂きます。
転職先の社風が合わないと、日々のストレスや早期離職の原因になってしまいます。
自分に合った社風を把握し、転職してからも心地よく勤められるようにしましょう。
目次
企業の「社風」とは?
社風とは「企業の雰囲気・価値観」のこと
企業の「社風」とは、「企業の雰囲気・価値観」のことを指します。
そして社風は、経営者の考え・言動やその会社の歴史、仕事の進め方や評価制度、社員の雰囲気や人間関係などの様々な要素が影響を与え、作られるものです。
主な社風の例
社風には主にどんなものがあるか、好ましい例をご紹介いたします。
<社風の例>
・体育会系で社内に活気がある
・社長と距離が近く、風通しが良い
・どの社員にも昇進のチャンスがあり、社歴関係なく実力主義である
・自由度が高く、個人の裁量が大きい
・協力して仕事を進め、チームワークが良い
・今までの歴史を踏襲し、伝統を重んじる
・アットホームな雰囲気
・研修やセミナーなど社員教育に力を入れており、皆で成長できる環境がある
・建設的で論理的な話し合いが出来、効率よく仕事を進められる
など
社風が合う・合わないは、自分の仕事に直に影響する
会社の社風が合わないとストレスや早期離職の原因になる
企業の社風は企業の数の分だけあります。
もし転職先に入社してから「なんだかこの会社の社風が合わない」と感じてしまったら、どうなるでしょう?
日々会社で過ごすこと自体にストレスを感じたり、最悪の場合は辞めたいと思ったりすることもあるかもしれません。
自分がどんな社風の会社で働きたいか、考えることが大事
社風の合う会社で働くことが出来れば、仕事のパフォーマンスが上がり、この会社のために頑張ろうというモチベーションにもつながります。
そこで、転職後に「社風が合わずに早期離職となってしまった」とならないために、まずは自分にはどんな社風の会社が合うのか、しっかり考えてみましょう。
そのためには転職するにあたり、「どんな風に働きたいのか」「転職で何を実現したいのか」を優先順位をつけて考えましょう。
そこから、自分が合う社風が浮かび上がってくるでしょう。
もし社風が合わないと思っても、自分が仕事への向き合い方を固めることで、ある程度転職先に寄り添うことが出来るようになり、解決できる場合もあります。
社風を見極めるのも大事ですが、それと同時に自分の仕事への姿勢もしっかりと固めていく必要もあります。
社風の調べ方・知る方法
インターネット等で企業情報を調べる
その会社がどのような意図を持って作られたのか?
その会社は社会の中でどのような役割を果たしているのか?
創業者はどのような考えをもっているのか?
社員はどんな働き方をしているのか?
まずは会社ホームページで、その企業の歴史の入り口である会社概要や企業理念、社長メッセージ等を確認しましょう。
それらを見れば、その会社がどういう方向に向かっているのかをある程度知ることができます。
それから、社員の雰囲気を知るには、新卒の採用情報等で1日の仕事の流れや社内の年間行事などを確認してみましょう。
最近では、採用担当者などの社員が書いているSNSやブログがあります。
社内のイベントや歓送迎会の様子なども分かるので、社員の今の様子をつかむことができるでしょう。
意外とホームページを見るだけでも、ざっくりと会社の雰囲気を感じることができます。
実際に面接で社内の雰囲気を観察する
ネットで調べたイメージと実際に現地に赴いて感じる雰囲気は、異なることがあります。
そこでその企業の面接へ進んだ際には、実際はどんな社風なのかを自分の目で確認できると良いでしょう。
社風は面接の場以外でも、電話対応や受付対応、すれ違い時の社員との挨拶やその表情、社員同士の会話の様子や社内に活気があるかどうか、社内の整理整頓状況、掲示物などを観察してみると、それらの情報から分かることが多くあります。
「もっと企業の生の様子が知りたい」という場合は、社内見学や配属予定先の社員と話す機会を持たせてもらえるかどうかを、確認してみましょう。
その他、就業時間外や休日に会社の近くを通ってみるだけでも、電気がついている等の窓から見える様子から、残業や休日出勤の状況を少し知ることができるかもしれません。
転職エージェントのコンサルタントに応募企業の社風を聞く
転職エージェントを利用して転職活動をしている場合、エージェントは企業情報だけでなく、転職者からの情報や様々な業界のことまで幅広く情報を持っています。
エージェントを利用する方が、ご自身だけで企業情報を得ようとするよりも得られる情報量が多くなり、企業の詳細を知ることができます。
エージェントを利用する際は、ご自身が何を優先して企業探しをしているのか、どんな社風の企業に転職したいのかをしっかり伝えて確認しましよう。
転職時、自分に合う社風の見極め方【Q&A】
面接の時に逆質問で社風について聞いてもいい?
「御社はどんな社風でしょうか?」と、実際に企業に聞くのが一番早いです。
その時に面接担当者からぱっと出てくる回答が、一番新鮮で真実に近いと思います。
担当者が複数いる場合は、それぞれの担当者から答えを貰うと、様々な角度からの意見が聞けて参考になるでしょう。
今の職場は人間関係が悪い…転職活動時に穏やかな職場の見分け方とは?
転職することを決めた理由のランキングで上位に入るのが、「職場の人間関係」です。
「現職では人間関係がギスギスしているので、次は穏やかな職場で働きたい」という方は意外と多いのではないでしょうか?
「穏やかな職場」というのは、「人間関係が良い職場」という風に言い換えられます。
それを知るには、やはり面接で人間関係について質問してみるのが良いと思います。
その時に、「御社の人間関係は良いですか?」と直球で聞くのはNGです。
企業側も、もし人間関係が悪くても「悪いです」ということはありません。
そこで、「社員同士の交流はありますか?」「配属予定の部署の雰囲気はどのような感じでしょうか?」「仕事での協力・フォロー体制はありますか?」「社員間のコミュニケーションはどのようにとられているのですか?」などと質問してみて、雰囲気を知るのが良いでしょう。
よく聞く「自由な社風」ってどんな社風?
「自由な社風」とは、程度の裁量や決定権が個々の社員にあり、自己判断で仕事ができる環境が整っている職場だと考えます。
ただ、そこには必ず責任というものが発生しますので、「自由=楽」という図式は成り立ちません。
自由な社風だからといって、「何でも許される」「何にも縛られない」というのは間違いです。
応募先の志望動機で「社風が合いそうだから」と伝えてもいい?
応募先の社風と自分の考えがが合うことは、志望動機として伝えても問題ありません。
ただその時に、自分の今までのどのような経験や性格などから、応募先企業の社風に共感しているのかを具体的に説明できることが大事です。
しっかりその理由を説明できれば、志望動機として応募先企業に納得してもらえるでしょう。
転職エージェントのコンサルタントが考える「良い社風」とは?
個人的には、「社員を大事にする」「顧客を大事にする」「取引先を大事にする」ということがバランス良く出来ている会社は、良い社風の会社であると考えています。
ただ、それはあくまで私が考える一意見なので、それだけが良い社風であるとは言い切れません。
何故なら良い社風がどういうものかは、個人個人の捉え方・感じ方によって変わるからです。
例えば、「自由な社風」の会社があったとします。
その社風が「社員の裁量が大きい」として合う人もいれば、「決まりがあまりなく、いい加減なところが多い」として捉えてしまい、その社風に合わない人もいます。
また別の例では、「アットホームな雰囲気」という社風が、「仲が良く、仕事以外のことも話しやすい」として合うという人もいれば、「休日にも同僚に遊びに誘われ、プライベートとのオンオフがない」として合わない人がいるのです。
また、良い社風について考えることも大切ですが、「自分自身がどんな風に働きたいか」が大切です。
そして、「良い社風」の会社に出会う為に、自分自身が「良い人間」になることについても併せて考えていくことが、社会人として生きていくうえで重要になると思います。
自分自身が良い人間になり、他を尊重できれば、自分が働いている環境、つまりその企業の社風を高めることにも繋がります。
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