【実録】転職エージェントが見てきたトラブル(年収・給与・条件・退職交渉など)

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【実録】転職エージェントが見てきたトラブル(年収・給与・条件・退職交渉など)

今回はずばり、転職時のトラブルの実例について触れたいと思います。
転職エージェントを通すメリットの一つに「転職時のトラブル回避」があります。
転職斡旋は公的な事業者として労働局からの監督・指導を受けており、独力で転職活動を行うよりもトラブルは少なくなるといえます(もちろんゼロではありませんが…)。
転職にはいろいろな背景があります。
いくつかの転職トラブル事例をご紹介いたしますので、このようなケースを避けられるよう、ご参考になれば幸いです。

条件に関する転職トラブル

おそらく最も多いトラブルが、「入社したら条件が違った」というケースです。
ここでいう条件とは、お給料や休日の数といった労働条件の場合もありますし、職務内容や所属部署といった仕事内容に紐づいた条件の場合もあります。
基本的に転職エージェントを使う場合は、こういったリスクは小さくなりますが、ご自身で転職活動を行う場合は要注意です。

「年収これであってる…?」給与条件が違う!

エージェントが使う「内定」という言葉は、「内定通知書の提示」を基本的に指します。
そもそも採用時には法律的に義務付けがあり、口頭での採用意向や、条件面に言及されていない内定通知では、「採用内定」として扱うことができません。
特に独力で転職活動を行う場合、「書面で条件通知をいただけないでしょうか」と企業に要求することは勇気が必要かもしれませんが、これは採用時における基本となる最低限のルールです。
企業側が難色を示すようなことがあっても(本来それさえもおかしいのですが!)、書面での提示を求めましょう。
書面の内容は、「誰を」「いつから」「どこで」「いくらで」の明記を確認しましょう。
もちろん、現職での転職活動の場合、退職手続きの進捗によるのでいつからは明確にできないこともありますが、入社目安や採用企業の希望日が分かると、退職手続きがスムーズになりますので、ある程度の確認は必要です。

職務内容が違う!

職務内容や部署といった、仕事内容に紐づいた条件が違う場合もあります。
例えば、経理職で応募したのに総務職での採用になった場合、本来であれば応募条件と採用条件が異なることを明文化して提示することが企業には求められます。
したがってここでも通知書の提示が重要な意味を持ってきます。
大きなトラブルについてはこの書類を貰うことでで避けられるでしょう。

難しいのは、そもそも職種名と職務内容について、企業と応募者で認識のずれがある場合です。
先の例で言えば「経理職」とあっても、月次決算や出納管理が主な仕事なのか、はたまた金融機関との渉外業務まで含むのか、実際の職務内容は企業によって大きく異なります。
また、採用時のポジションが高ければ高くなるほど、職務内容が明確化しにくいケースも増えるでしょう。
これらは通知以前の問題で、面接時に双方求める職務スキルを確認することでしか避けることができません。
入社してから「こんなはずではなかった」とならないよう、書面での提示や面接時の職務内容の確認は、しっかり事前に行うようにしましょう。

転職トラブル回避のために「書面での通知はとても重要」

口頭での内定は「内定」ではない

面接時に内定を告げられ、喜び勇んで現職に報告して退職手続きをしていたところ、「いや、やっぱり上司から採用は見送りとの連絡が…」というパターンもあります。
先の例とも共通しますが、口頭説明のみで正式に採用を決定するなどという行為は、会社としての対応と考えると論外です。
また、書面での通知がないにもかかわらず、内定受諾の可否を求職者に求めるといった行為も、本来ありえません。
ただ、書面の提出については、採用の稟議書を社内で回す手続きがあったり、関係部署への連絡が必要であったり、「内定は決まっているけれど書面はあとから」となることが多いのも事実です。
その場合、電話や口頭で内定の連絡をいただいた折に、内定通知書がいつ貰えるのかが不明瞭である場合には
・書面での通知書がいつもらえるかの確認したい
・書面をいただいてから現職の退職手続きに入るという旨
を伝えるようにしましょう。

在職中の転職活動の場合、現職への報告は書面が出てからにする

特に現職の場合、「内定企業をお待たせしないように…」と退職を急ぎがちですが、現職に退職届を出した後で内定が取り消されてしまった(そもそも口頭だったので内定の証憑が無い)というのが、想定される最悪のケースです。
近年では、転職エージェントでもこのあたりのルールに疎いことがあります。
どれほど面接官が良い方であっても、また面接がどれほど盛り上がったとしても、ちゃんとした証明ができるまでは、現職への退職申し出は待ったほうが無難です。

「退職で揉めたくない。退職交渉は大変?」書面がある方が交渉もスムーズ

「現職による引き留め」のトラブルもよく耳にします。
転職は個人の意思ですし、職業選択の自由は保障されているわけですから、現職がいかに強硬に引き留めようとも、最終的には個人の意思が尊重されます。
また、現職から「後任が決まるまで、なんとか1か月退職を伸ばせないか」というような相談をされることもあります。
お世話になった職場に迷惑をかけないよう、円満退職に向けての気遣いをすることは重要ですが、これからお世話になる会社を優先したほうがいいことは、言うまでもありません。
前述の通り、内定条件の通知に「いつから」という項目を上げています。
入社日も条件の一つですから、転職先の希望日時に入職ができないということであれば、内定条件自体を飲めないという話に捉えられかねません。
現職に退職を申し出る際には、「次の職場がすでに決まっており、〇月勤務開始で内定をもらっています」と最初からリミットを切って報告したほうが、スムーズに退職交渉が進むと思います。

その他の転職トラブル

勢いあまって現職を辞めてしまった!

どちらかと言えば若い方に多いのですが、次の転職先が決まる前に会社を辞めてしまい、なかなか再就職ができず、止む無く条件が悪いのに内定が出た会社に入社してしまうケースです。
特殊な事情がない限りは、現職を辞める前に転職活動をすることをおすすめいたしますが、辞めてしまってからではある意味どうしようもなく、事前に転職活動のスケジュール、計画をしっかり立てておくことが重要です。
昔ほどではありませんが、日本の場合、転職回数が極端に多い方の採用を避ける傾向があると思います。
「もっといいところが見つかるまで、とりあえず転職をしてみてもいいのでは」とお考えの方もおられますが、採用する側からすればとりあえずでも1社は1社なのです。
転職が頭によぎった場合、まずは周囲に(現職の会社ではなく、ご家族や友人、エージェントなど)相談することをお勧めいたします。

知人に誘われて転職したが…

友人やかつての先輩に誘われて、転職を決める方も多くおられます。
知っている方がおられたほうが安心できますし、職場への馴染みやすさも変わってくるでしょう。
それについての是非は特にありません。
ここまではさほど問題がないのですが、その後で誘ってくれた人が辞めてしまったというケースが懸念点になる場合があります。
もちろん会社に就職をするので、誘っていただいた方によらず自分の意志で入社を決めればよいのですが、入社後に居づらくなってしまったり、誘っていただいた方と疎遠になってしまったり…と細かなところで影響が出てくる場合もあります。
また、「入社したはいいがどうも会社が合わない」といった場合、紹介者の事を考えるとすぐに転職をしにくくなります。
ご紹介者の立場にもよりますが、社内に知人がいることが必ずしもプラスになるわけではありません。転職は「会社との縁」です。最終的な決断はやはりその「会社自体を見ること」、そして「就職後のご自身の姿を想像すること」が重要でしょう。

内定が出てから転職に迷いが…

応募企業から内定が出てから、転職に向けての決意が揺らぐ方もおられます。
内定通知書をお渡ししてから、採用企業先への受諾可否を連絡するまで、特殊な理由がない限りは1週間程度、エージェントが介在して調整を行ったとしても2~3週間が限界です。
もしも内定辞退をされるのであれば、企業側も次の候補者を探す必要がありますし、他の候補者をお待たせしている可能性もあります。
「他の会社の結果も待ちたい」「現職から待遇改善の条件提示があった」「家族から猛反対された」など理由は様々だと思いますが、「内定先をお待たせして挙句の果てに採用を見合わせたい」とならないようにしましょう。
面接のステップにもよりますが、少なくとも役員面接まで進むようであれば、受かったらどうするのかという意思を、ある程度固めておくことが肝要です。

転職活動を始めるにあたり

ネットの評判は鵜呑みにしないで!

ネット上の転職コラムでこんなことを書くのもおかしな話ですが、ネット上の情報は信頼性が担保されていません。
最近は「企業名 評判」で応募企業の前評判を調べる方がいます。
そこの会社に在籍中または在籍経験のある方の口コミサイトなどです。
転職活動に関する防御策としては間違っていません。
但しこういった口コミサイトは匿名なので、本当のことが書かれているのかどうか全く分かりません。
さまざまなサイトで「サクラ」や「ステマ(ステルスマーケティング)」があると言われているわけですから、もっと大きなお金が関わる転職には、同じような背景があってもおかしくない、と思う方が普通かもしれません。
最終的には自分の判断を信じることです。
決断と熟慮のバランスをとることは大変難しいですが、できる限り匿名ではない情報を集めることは大事だと思います。

転職エージェントには転職の「生の声」がある

そこで、「匿名ではない転職情報はどう集めたらいいのか?」という疑問が出てくるかと思います。
そんな時に頼りになるのが転職エージェントです。
転職エージェントは、企業と転職希望者両方とやり取りしているため、その双方の「生の声」を知っています。
「ほくりくFIT転職」は、地元北陸に根付いた北陸最大級の転職エージェントです。
1985年の創業以来、北陸の2,500 以上の企業様との取引実績があるため、それだけ北陸地方の企業情報を熟知しています。
転職時のトラブル回避のためにも、ぜひ弊社のサービスをご活用ください。
弊社コンサルタントは転職サポート実績が多数あり、数々の賞も受賞しております。
厚生労働省のデータから見ても、北陸での人材紹介数が他社に比べ、圧倒的に多い実績がございます。

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