富山県は、第2次産業その中でも特に製造業の比率が全国平均に比べても高い(富山県32.5%、全国平均21.4% 内閣府県民経済生産調べ)のが特徴です。
そのため、お仕事で第2次産業の会社で働かれている人は多くいますし、
転職エージェントなどで富山県の求人は第2次産業の企業が数多く見受けられます。
今回は富山県の魅力の1つでもある、富山県で有名な第2産業企業をご紹介します。
富山県の第2次産業 事情とは!?
歴史的背景もあり、医薬品を中心とした化学メーカー、銅器やアルミなどの非鉄金属メーカー、自動車部品や電子部品メーカー、工作機械や産業機械メーカーなどが特に多いです。
化学メーカー
化学メーカーについては、昔から「薬の富山」と言われるくらい医薬品製造が盛んです。
当初は売薬さんが活躍したような配置薬がメインでしたが、昨今はジェネリック医薬品の受託製造が増えました。
廣貫堂や日医工などは全国でも有名な企業です。
また「ムヒ」の商品名でおなじみの池田模範堂も富山の企業です。
医薬品の生産額は毎年全国でもトップクラス、2015年および2016年は、全国1位になっています。
皆さんが病院や調剤薬局でもらう医療用医薬品や薬局・ドラッグストアで買う一般医薬品の多くも富山の医薬品メーカーで作られています。
非鉄金属メーカー
非鉄金属メーカーでは、世界的にも有名なYKKは富山の企業です。YKKはファスニングだけでなく、アルミ建材製造のYKKAPも有名な企業であり、三協立山グループと並び富山の誇る建材メーカーです。
自動車部品や電子機器部品も!?
自動車部品や電子機器部品を製造する企業では、自動車メーカーであるトヨタ、ホンダ、三菱、スズキなどの自動車の組み立てに欠かせない重要なパーツを製造している企業も多く立地しています。
また現在では日常的に使われているありとあらゆる電子機器を動かすために必要な電子部品も富山の企業で多く作られています。立山科学グループ、北陸電気工業、日本抵抗機器、コーセル、富山村田製作所、シキノハイテック、ファインネクスなどの企業は、転職者にも人気な電子部品メーカーです。
工作機械・産業機械メーカー
最後に、工作機械・産業機械メーカーでは、電力業界・自動車業界はじめ多くの業界で必要不可欠な機械や工具を作っています。不二越、スギノマシン、コマツNTC、キタムラ機械などが有名です。
まとめ
富山県はこのように第2次産業で世界的に有名な企業がたくさん存在しています。
企業規模こそ大きくはないが、製造している製品の国内シェア、海外シェアがトップクラスというニッチ企業も多く存在しています。
富山県という恵まれた環境(豊富な水資源、広大な土地と地価の安さ、電力の安さ、災害の少なさ)や真面目で誠実な県民性と高い技術力が、多くの優良なメーカーを生み出しているのです。